琉球ひよどり(スーサー)との出会い
ゆっくり密かに進んでいる古民家再生プロジェクト
その詳細については改めてお話ししますが( ^ω^)・・・
今日は作業中に出会ったスーサーの親子のストーリーをご紹介しますね!
空き家になっていた古民家の解体作業前、中の荷物の処理に通っているある日の出来事・・・
庭の草刈りやごみ集めをしていると一羽のスーサーが・・・
あれこれ作業している私の後を追うようについてきて、私をジ~っと遠くから見て何やら話しかけています。一生懸命、私に話しかけているのですが何を言っているのかわからず・・・
なんだろう?~と思いながらも黙々と作業しているとさらに激しく大きな声で合図しているので、その子と目を合わせて「なに?何か伝えたいことがあるなら私にわかるように教えてね~!」と話しかけていたら・・・
なんと!「鳥の巣」という言葉が頭をよぎり・・・そっかぁ~
気づかなくてごめんね~と言いながら屋根に上ったりして、その子が見つめる先を探したのですが見つからず・・・ん~あれぇ・・ないけど・・
と最後まで探しきれずに帰宅しました。
翌々日・・・解体作業を頼んでいた、長年お世話になっている知人から連絡が・・・
なんと壊れかけた出窓の中に鳥の巣発見!
取り壊そうとした出窓の中↓この中にあったのです。すごくないですか~?こんな場所へどこから入るんだろう~探しても見つからないわけだ
あの小さな可愛らしいくちばしでひとつずつ・・・木の枝を何度も運んで作ったんだろうなぁ~すごいなぁ~鳥さんの立派なお家。ごめんね😢
でも、このままだと危険なので、慎重に安全な場所へ移動・・・
すぐそばを度々やってくる猫ちゃんがうろついていたので、猫に襲われたりしないような安全な場所へ、親鳥にちゃんとお断りをして、ここに移動することを伝え・・・丁寧に慎重に移動してもらいました。
とは言え、自然界の鳥たちは、人間が触れてしまったらダメなので、ちゃんと子育てをしてくれるか心配になって翌日、すぐに確認へ・・・
先日と同じ親鳥がまた私の元へ・・・鳥の巣のある場所へ近づくと警戒してずっと見ています。今度は、2羽のスーサー。
きれいな色合いの子ともう一羽います。
どっちがお母さんでどっちがお父さんかな?と思いつつ2羽のスーサーに話しかけながら、離れた場所から隠れて観察していると・・・
なんと!ちゃんと巣の中にエサを運んでいます。よかったぁ~涙
巣を覗くとピタッと鳴き声がストップし、気配を消すかのように頭を隠して隠れる子もいれば、怖いけど見たい!みたいな感じで、警戒しながらもじーっと私を見る子もいるし・・・きっとこの子達もそれぞれに個性や性格が違うのかなぁ~もう~かわい~い!
ずっと雛を見ていたいけど親鳥が心配するから一瞬だけに我慢して
パチリと写真だけ撮らせてね~っと心で会話。
どうやら1羽は見守り役、もう1羽がエサを運んでいます。
その見事な連携プレー!何度も何度もエサを運んでいました。
偉いなぁ~夫婦で協力して一生懸命子育てしてるぅぅぅ~
なんて感動的なの~と一日中観察していたおかげでいろんな気づきがありました。改めて自然界の素晴らしさに胸が熱くなり、そして子を想うひたむきな親鳥の姿に感動し、ひな鳥の可愛さに心がほっこり~
数日後・・・様子を見に行ったら、車をとめて降りようとしたら私の目の前にあの親鳥が・・・いつも私に話しかけてきた子はこの子です↓
何やらまた私に何かを言いに来た様子・・・
車を降りずにそのまま、その親鳥の様子を伺っていると・・・
ちゃんと私の目を見ながらしばらくチュンチュン喋って後、来て~こっちこっち~っと合図しているようにチュンチュン言いながら飛び立ちました。その子の後を追って鳥の巣を見に行くと・・・
4羽のひな鳥は無事に巣立ちしてました~もしかして~今のは・・・
そのことを報告に来てくれたんだぁ~と思うと何とも言えない安堵感・・
ほっとしたのとスーサーの子育ての瞬間に出会えたこと、そして遥か遠い昔・・・人と自然が真に調和のとれた生き方をしていた時代・・・
人と人、人と鳥や動物たちとも、人は言葉で会話するのではなく全て心(テレパシー)で会話していた時代にタイムスリップしたような感覚になれたこと・・・貴重な出会いと喜びと感動にありがとう~って心の奥深くから溢れてくる熱い幸せを感じた出来事でした。
ありがとう~!!!
その数日後、鳥が好きだと聞いたので区長さんにこんな素敵な出来事がありましたよ~ってお伝えしたら、教えて頂きました。
伊計島では、スーサーの事を「イシグーシー」と言うそうです。
木の上ではなく岩場に巣作りをしていたんだろうとの話でした。
イシ(石)グー(石の塊)シー(巣)の意味ではないかとの事で、正に私が見たそのもので、子育ての見本のような見事な子育てをするとの事。
巣立ちが近くなると2~3分間隔でエサを運んでくるらしいです。