幻の島玄米
栄養素がいっぱい詰まった大地の恵み・・・玄米。
農業の生産性と効率を考えてどんどん改良されてきたお米。消費者のニーズに合わせて甘くてもちもち~の売れる味に改良されてきたお米。
私たちの生活は便利、簡単、利益を追求し時代の背景と共に食環境も変化しています。科学が発展していないはずの時代に昔の人はなぜ植物や自然の効果効能を知り、生活に取り入れることが出来たんでしょう?
おじぃ、おばぁの昔から言い伝えられてきた知恵を知れば知るほど深く感心するだけでなく不思議なこともいっぱい!自然と寄り添って生きてきた先人たちの知恵に私たちはしっかり向き合う必要があると思うのです。
私たちが主食として食べているお米について少しお話させていただきます。お米は大きく分けると2つ。うるち米ともち米があります。
ササニシキ(うるち米)とコシヒカリ(もち米)
おじぃとおばぁは毎日、朝早くから畑に出て体力を使います。お昼ごはんは、おばぁの作った玄米おにぎり。ササニシキ玄米は栄養満点。さらっと軽い触感で冷めても美味しい。ゆっくり時間をかけて体内に吸収しじっくりゆっくりエネルギーに変わります。血糖値が急上昇することなく体に負担をかけずにエネルギーに変わるので持久力、持続力があります。なので暑い沖縄でも元気に畑仕事をなんなくこなせたはずです。
そしてもち米というのは、旧暦の行事やお祝い事の時にたべるもの・・・
もち米は、もちもちしていて甘くて美味しい。でも急激に消化するので(血糖値が急激にあがり糖に変わるのが早い。またお米の糖は軽いので脳に影響があるらしい)体には少々負担がかかります。なので、日々の主食としてたくさん頂くのではなく、自然の恵みに感謝し少量をお祝いの席で頂いていたもの。
今、市場に出回っている玄米、白米などのほとんどのお米が、このもち米を改良した品種だということをご存じですか?毎日、しかも1日3食べているお米が、もちもち甘くて美味しい~もち米種。美味しいのはいいけど体には負担がかかる・・・
あるお医者さんの話で日本人特有のアルツハイマー、認知症の原因は主食としているお米の糖質が問題だと聞いたことがあります。最近よく耳にする糖質制限ダイエットなど昔はそんなのなかった・・・そんな背景も納得する気がします。
どんどん増えていくアレルギーの子供たち・・・お米をササニシキに変えただけでアレルギーが治ったという話もよく耳にするようになりました。
お米につく虫などの問題から生産者にとっては栽培するのが大変なんだと思います。栽培しやすいように改良された品種よりいろいろ苦労があるんだと思います。それでも昔ながらの知恵を引き継いで、田んぼで共存する虫たちと一緒に自然に寄り添う農業をおこなっている生産者がいます。
自然と調和を図りながら、毎日自然に感謝して、代々から続いてきた自然農法で、代々受け継いできた自家採取の本物の種で、愛情込めて育てている・・・
そんな貴重な幻の島玄米(ササニシキ)がここ私たち沖縄に存在するんです。知れば知るほど胸がギュッとして熱くなる・・・心が喜びと感激と感動と・・・涙が出ます。
私たちの生活を支えてくれているこんな素晴らしい生産者に私たちはもっともっと向き合うべきだと思います。昔からの知恵を次世代に継承していきたい、もっと根本的に大切なものを伝えていきたい。この想いをどう形にして多くの人に知ってもらうことができるか・・・そういう想いでこの10年間活動してきました。私のこの気持ちは揺れることもなく全く変わらない。私の心の軸にあります。
今日は素敵な生産者をご紹介。自然農法の島玄米の生産者大田さんです。会うたびに大田さんの話を聞くだけで自然に対して心から沁みる感謝の心を感じ、いつも私・・・うるうる涙してしまいます。収穫したばかりの大田さんの玄米欲しい方いましたらFAX(098-955-5285)へご連絡ください。または直接、私宛に電話でもOKです!
お急ぎの方は、元ノアスタイルのキッチンを担当していた、なっちゃん&まみちゃんが独立開業したお店★自然食とおやつの店「mana」でも販売しています。ランチでこの玄米を使用しているので美味しいランチを食べに是非、足を運んでみてくださいね!
いつも笑顔のホントに素敵な大田さん~ありがとうございます。
収穫を終えた畑からも穏やかで心地い風(エネルギー)を感じました。
次の苗床も見せて頂きました。↓
カラスのいたずら防止のためにネットで防御・・・↓
地球環境と私たち人間がバランスよく調和を図る「自然に寄り添う生き方」・・・必要なものを必要な分だけ感謝をもって生活に取り入れる。
無駄なものは省いて、より心もカラダもシンプルにありのまま生きる。自然に寄り添うそんな素敵な生き方を!できることからひとつずつ・・・みなさんも一緒に実践していきませんか?